今年は例年よりも早い梅雨明けが予想されていますね。
嬉しい夏の到来の一方で、私たちの暮らしや産業、特に「農業」にとっては見過ごせない変化でもあります。
梅雨は日本の水資源を支える重要な時期でもあります。
この期間にしっかりと雨が降ることで、夏の農作業や生活用水に必要なダムや地下水が蓄えられます。
その梅雨が短期間で終わってしまうと、結果として「水不足」や「高温・干ばつ」などのリスクが高まり、農業現場では作物の育成不良や品質への影響も懸念されます。
当然ですが、私たちダンフーズが扱う野菜素材は、全国の農家さんなしでは成り立ちません。
天候が不安定になると、出荷時期がズレたり、規格外の野菜が増えるなど、さまざまな影響が出てきます。
特に葉物野菜や根菜類は、高温障害や水分不足に弱く、夏場の原料調達に苦労する年もあります。
こうした状況下でも、私たちは日本の食卓を支えるため、安定供給を目指して取り組んでいます。
天候リスクに備えた複数産地からの調達や、冷凍・濃縮などの加工技術を駆使し、素材のロスを減らしながら品質を守っています。
自然とともに歩む農業と食品産業にとって、天候はまさに“読めない相手”。
だからこそ、毎年の季節の変化から学び、備え、感謝の気持ちを持ち続けることが大切ですね。
今年の夏も、多くの方の食卓に笑顔を届けられるよう努めてまいります。
“日本中のおいしい笑顔とありがとうをつくるために”
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